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日本YMCA同盟 総主事 

田口 努

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

祝辞

 

第24回西日本区大会が開催されますことを心よりお祝い申し上げます。

2020年から2021年度は、新型コロナウイルスCOVID-19の感染拡大による歴史的な、世界同時パンデミックとなり、日本国内での集会の制限、そして世界との航路も9割以上が欠航となり国内外との移動と交流が困難となりました。さらに3密を避けての生活を強いられ日常生活も緊急事態宣言発令が繰り返される事態となり、日ごろのワイズメンズクラブの活動が、かつて経験したことのない制限の中で行われた年度であったと思います。

このような事態の中、世界、アジアのワイズメンズクラブとの交流もオンラインで行われ、西日本区内の役員会、各ワイズメンズクラブの例会もオンラインやハイブリッドで行われ、物理的な移動は制限されましたが、かえって頻繁に交流を深められ出席率が上がった例会もあったと伺いました。

全国のYMCAも2020年度がスタートする4月に、全国一律の緊急事態宣言で、全国的に会館でのプログラムを数か月停止せざるを得なくなりました。運営、財政など困難な状況となる中、「はなれていても つながっている」キャンペーンを行い、スティホーム中に体操や運動を継続するための会員向け動画配信や、手紙、ニュース、コンサートを配信するなどオンラインを活用した取り組みが進められました。同時に、コロナ禍の影響を受けた青少年とその家族、アルバイト等を失い経済的困難にある留学生や学生などの青年への支援を目指して、「YMCAポジティブネット募金」を全国で展開しました。

YMCA自らもコロナ禍の影響を受けましたが、このような困難にある人々のために活動を展開ができましたことも、ワイズメンクラブ、そして各ワイズメンから様々な励ましとご支援の賜物と思います。重ねて心から感謝いたします。

 

2021年より、コロナ禍での日本YMCAの中期計画(3か年計画)が進められることになっており、リジリエント(柔軟性、持続性)を発揮し、リカバリー(再生、再建)を目指し、リイマジネーション(新たな価値の創造)となるようこの危機を前向きにとらえて歩もうとしています。その基本のキーワードにポジティブ ウエルビーイングとい言葉がありますが、それは、人がより良く生きるためには、自分や家族の幸せだけでなく、社会とつながり、関わり、社会全体が幸せになることにより自らの幸せとなるという社会を目指しています。これは、まさしくワイズメンの方々が、ワイズメンズクラブを通して、またYMCAを通して社会とのとつながり、その奉仕活動を得て、社会の幸せを自らの幸せにつなげられている働きそのものと思います。

この歴史的な瞬間を、皆様としっかりと一歩一歩踏み進め、ポジティブネットのある豊かな社会を創造してまいりたいと思います。今後とも皆様のご指導、ご支援よろしくお願いいたします。

 

日本YMCA同盟 総主事 田口 努